国際教育週間にちなみ、12月2日、在名古屋アメリカ領事館のご協力によりAFSプログラム帰国生7名、2020年出発予定の内定生3名と、ご家族・関係者でゲイリー・シェイファー首席領事の公邸へ訪問しました。

お宅へお邪魔する前は、緊張で固まっていた生徒たちも、明るくフレンドリーなシェイファー首席領事と、領事館職員の皆さんと触れ合い、英語でおしゃべりし合うなど、アットホームで温かいGathering(パーティ)となりました。

当日、パーティの司会を務めたのは、2017年に一年間アメリカへ留学したAFS帰国生の江尻広音さん。
英語で堂々とした司会を披露した江尻さんに、シェイファー領事からも「素晴らしい進行だった!」と太鼓判を頂きました。

また、シェイファー領事へのインタビューでは2018年出発プログラムのアメリカ帰国生である、高野咲帆さん、中川明日望さんが「領事館で働くには、どんな経験がいるのか?」や「仕事のモチベーションになるものはなんですか?」といった、国と国をつなぐ最前線となる、「領事」や「領事館」の仕事についてなどの質問をしました。
領事からは、「大学生になったら、領事館のインターン採用にぜひ応募してほしい」という激励の言葉や「仕事の中にはハードに感じることもあるけれど、こんな風に日本とアメリカの架け橋として、人々と直接交流できるのが嬉しく、仕事のモチベーションになる」といったお話を聞くことができました。

また、2017年から1年間アメリカに留学していた辛千悦さんが、現地で撮影した写真などとともに、留学中のエピソードを紹介し、感銘を受けたアメリカの国を支える人種・宗教の多様性を伝える、ジョン・F・ケネディ元大統領の言葉をみんなと共有しました。
さらに、2016年に留学し、現在は大学に進学している森西拓宏さんは、今後の将来を見据え、自分の専門性・強みとするべく、経済学を専攻することを決めたこと、いずれは世界を舞台にした仕事を目指していることなどをお話してくれました。
帰国生の貴重な体験と、その後の将来につながる進路の選択や現在の目標に触れて、来年2020年に海外留学へ出発する予定のAFSプログラム内定生はもちろん、会場の全員が次のステップへの勇気をもらうことができました。

プログラムの合間には、シェイファー領事夫妻や在名古屋アメリカ領事館職員と、お寿司やスナックを楽しみながら歓談しました。
留学帰国生はもちろん、これから留学予定の内定生もアメリカの暮らしや日本との違いについて、積極的に英語で会話をする様子がしばしば見られました。

非常に盛り上がった2時間半はあっという間に時間が過ぎました。
最後は、シェイファー領事が、これまで、そしてこれからのAFS生に向けて「You made the right choice!(君は正しい判断をした!)」と力強いメッセージを贈ってくれました。
高校生でたった一人、海外に飛び出し生活するのは、決して楽しいばかりではありません。滞在中は、思うようにいかないコミュニケーションに悩むこともあるでしょうし、帰国後だって、進学や将来のことを考えて、不安になる瞬間が度々訪れるでしょう。
そんな時、きっと彼らは思いだすと思います。「I made the right choice!」

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