約650年以上も続く日本の伝統芸能である「能」。2019年9月28日(土)に宝生能楽堂(東京都文京区)で開催された第三十四回芝宝会大会でホストファザーの本田勝之助さんと共に、人生初の大舞台に挑んだのは、オーストラリア出身で、今年3月下旬に来日したウィル。

ホストファザーとウィル

福島県会津若松市を中心に、「論語」と「能楽」の技と精神を学ぶ活動を行う「会津侍city塾」の塾長を務めるホストファザーの影響を受け、今年6月から能の稽古をスタート。

「会津侍city塾」の皆さんと共に

舞台に出るには少なくとも1年に及ぶ稽古が必要といわれているなか、3回の稽古と動画による自主練習を経て初舞台に挑み、優雅な踊りを披露し観客を魅了。

由緒ある宝生能楽堂のステージにて。 「間合いの取り方が特に難しい」と本人

今回の芝宝会大会を主宰し、ウィルの指導をいただいた能楽師(宝生流シテ方)・佐野登氏からは、「(ウィルは)ものを学ぶ「基本」がきちんと身についている生徒。言葉が通じなくても、場の雰囲気を読み、目で見た動作を吸収する力に一際長けており、日本人でもここまでできる人は稀。今後も稽古を続ければもっと伸びると思う」、と貴重なお言葉を頂きました。

「本番までに何度も繰り返し練習をした」と話すウィル。

能を通じて、真摯に「和の心」を学ぶウィルの今後の活躍が楽しみです!ご支援いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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