AFSでは6月7日に短期と年間の留学を控えた派遣内定生と帰国生などが駐日インド大使館に表敬訪問しました。一昨年から続く中南米大使館への表敬訪問に続き、この度は総勢49名で訪問しました。

当日はスリヴァスタヴァ首席公使兼副大使に出迎えられ、首席公使のスピーチや、内定生の英語での自己紹介、さらに和やかな質疑応答のお時間がありました。

首席公使のスピーチでは
「インドは多様性を学べるだけでなく20年後にはきっと大きく様変わりしているような、成長の著しい国であり、そのインドにみなさんが今訪れることには大きな意義があります。インドが仏教の発祥地であるように、インドと日本には昔からの文明的絆があり、みなさんのような若い方がインドに訪れるのはとても嬉しいです。」とご挨拶がありました。

質疑応答では内定生から
「インドのトイレは紙を使わずに水だけで流すとのことですが、私もそれに従うべきでしょうか?」と質問がありましたが、
首席公使は「都市部では水洗トイレが発達していますが、地方では伝統的なトイレ一般です。水洗トイレは富裕層のもの、というイメージがインドにはありますが、そんなトイレ事情をテーマにした貧富の差について、ぜひエッセイにして教えて欲しいです。」と回答されました。

次に帰国生から
「将来的に私はインド人と日本人がもっと触れ合えるコミュニティを作りたいのですが、首席公使が日本で感じる異文化とは何ですか?」と質問があり、
首席公使は「両国間には確かに異文化が存在します。しかし違いを尊重し合うことが重要です。たとえばインドの挨拶のナマステとは『あなたの内なる精神に敬意を払う』という意味があります。また日本では頭を下げて挨拶しますね、それもまた相手に対する敬意の表れです。重要なのは自分は敬意を示しているのだときちんと伝えることなのです。それが絆を生みコミュニティを動かします。違いを知るよりも先に、敬意を伝えることを意識してください。」と回答されました。

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