9月23日(日)、今年の夏の短期派遣プログラム参加生の帰国後研修の一環として、一般社団法人Think the Earthご協力のもと、SDGsワークショップを開催しました。

2030年までのゴールとして国連で採択されたSDGs=持続可能な17の開発目標ですが、日本国内での認知度は15%程度という調査結果もある通り、今回の参加者である中高生にとってもまだまだ未知のもの。
SDGsとは何か?とその成立の経緯を、Think the Earthの方よりスライドや映像を盛り込みながら丁寧に説明いただいた後、まずは自己紹介がてら、一番気になったSDGsのゴールをひとつ選んで、その理由をグループで話し合ってもらいました。

その後、17のゴールを大事だと思う順に並べるグループワークを行ったところ、達成のステップを時系列に順列で並べるグループもあれば、同じぐらい大事だと思うものは並列に置いたグループもあり、この夏に留学したという共通体験をもつメンバー間においても、注目する内容に多様性が見られました。
参加者は「そんな考え方もあったのか」と、様々な価値観が反映された仲間たちのカード並びを興味深く眺めていました。

後半は、自分とSDGsを繋げて考えるワークを行い、留学を通して気づいたこと、その課題が自分や日本と、そしてSDGsのゴールとどのようにつながっているかを考えました。
留学の期間中に印象に残ったことや学び取れるものは個人によっても異なりますが、それを世界共通のゴールと照らし合わせることで、自分がこの先社会とどのように関わっていくのか、何をどう発信していくのか、具体的な行動イメージをもってもらうことが狙いです。
終了後のアンケートにも「SDGsは意外と身近」「日本単位で見るのではなく、世界単位で問題を解決していくべき」「高校生にもできることがある」といったコメントが並び、満足度も100%!学びの多い刺激的な時間となったようです。

本ワークショップへの参加は朝から開催だったこともあり参加者は20名弱でしたが、午後からは帰国後交流会の参加者が来所し、午前中のワークショップのメンバーとあわせて計50名が参加しました。
この夏の留学経験と今回の振り返りを活かし、今後も学び続け、社会とアクティブに関わってくれることを期待しています。

帰国後交流会

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