AFSでは、ボランティア・職員を対象としたICL®(Intercultural Learning/異文化学習)の基礎研修「レベルW」を世界各国で実施しています。
日本では2017年末までに270名超が修了していますが、さらに多くの方に受講いただけるよう、研修を進行し、参加者の学びをサポートするファシリテーターのための勉強会を開催しました。
勉強会は2017年12月16日・17日の2日間で、参加者はボランティア18名と職員2名。北海道から鹿児島までまさに全国各地から「もっとICLについて学びたい!」という皆さんが東京・虎ノ門のオフィスに集まってくれました。
今回は、実際に研修をリードしていくことを前提に、①研修の内容、②準備の手順、③人前で話すこと、の3点を柱とした構成としました。
特に盛り上がったのは、プレゼンテーション技術を磨くためのグループワーク「エアクッキング」。話し方、間の取り方、表情、目線…、言葉で伝えられる内容以外の部分に注目し、客観的にどう見えているのかということをお互いにコメントし合いました。
このセッションの最後には大学講師としてプレゼン指導を行っている理事にも参加いただき、上達のコツをたくさん伝授いただきました。
また、スキットやケーススタディを用いてICLの内容について理解を深めたり、研修を活性化させていくためのアイデアを出し合ったりしました。
2日目には、1日目に疑問が残った部分を振り返って話し合う時間を設けるなど、参加者の発案で、より有意義な研修になるような工夫も生まれました。
もっと時間がほしいと感じる場面も多々ありましたが、志を同じくするメンバーが集い、共に学べたことには大きな意義があったと思います。AFSが教育団体としてさらに活動の輪を広げていけるよう、今後もICLの研修を充実させていきたいと思います。
参加者のコメント(抜粋)
- 地域にかたよらず、津々浦々からファシリテーターが集まることに意味があったと思います。(ファシリテーター同士のコミュニケーションが大事!)
- 楽しくて時間が足りなかった
- 各セッションについてさらに具体的に意見交換をしたい
- 解決したものもあれば、謎が深まったものもありました。たくさんの方へAFSを知ってもらう一つの広報になるよう皆さんの知恵や意見を交換する場は大事だなぁと改めて思いました
- 参加している人のアイスブレイクで人柄がわかったこと(楽しい!)が学びにもつながった、かも
- お互いの意見を尊重することはすばらしい!意見は違っても否定せず議論できてよかった
- 苦手意識をもっていたDIVEにより親しみを感じられた。早くファシリテーターでセッションをやってみたい!
- ICLの学びはいろんな場面で活用できそう
- 奥が深くて満足できる状態になるまで時間が必要
- コンテンツに関することのないアクティビティがいかに参加者をエナジャイズするか体験できた
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