10月11日、長野県の松川町役場 大会議室に於いて「コスタリカを知るセミナー」が開かれました。
当支部のコスタリカ生にも案内が来て、セミナーに参加することができました。
支部からも支部員4名が参加しました。
セミナーの内容は在日コスタリカ大使のラウラ・エスキベル大使によるコスタリカの紹介の他、JICAの草の根技術交流の研修員(コスタリカから6名)の方々の発表、日本側(JICA)の説明など、多岐にわたるものでしたが、内容は決して難しいことではなく、お金や技術ではない、人々の意識改革にこそ発展途上の地域のさまざまな問題を解決する糸口がある、という内容でした。
松川町は2012年からJICAの途上国支援事業で農村の現状視察等コスタリカからの研修員を受入れています。
すなわち、農家のモデルプランの視察、健康や衛生観念、家庭経済や女性の起業、子供の教育など、生活改善プロジェクトの推進を行うために松川町の実際を見聞きして、まさに草の根、底辺に根ざした協力事業をしていることがわかりました。
ラウラ・エスキベル大使は女性で、元はコーヒー産業に関わっていた実業家で、セミナーも香り高いコスタリカン・コーヒーをいただきながら行われました。
久しぶりに母国の方々と交流出来て嬉しそうなAFS生の姿は、見ていて微笑ましいものがありました。母国の方々が、彼女同様、日本に学ぼうとしている姿勢がとても嬉しそうでした。
来日して半年、試行錯誤しながら日本文化にも馴染んで来ていて、役場の方々や取材に来た新聞記者は、彼女の日本語レベルの高さに驚いていました。
ラウラ大使からは「東京に来ることがあったら、生徒さんもAFSのボランティアさんもいつでも私を訪ねて」と言われ、かたく握手をしたり、ハグをしたりして別れを惜しみました。
町は、2020年のオリンピックイヤーに向けて、コスタリカのホストタウンとしても名乗りを上げていて、町全体でコスタリカとの親善をはかろうとしています。
コスタリカという国を通して、世界へ関心をもち、松川の魅力を再認識しながらグローバルな交流が生まれる可能性を予感させられ、さらに今後、AFS留学プログラムと何らかのコラボレーションが出来るのでは、と期待を感じさせられたセミナーでした。
支部へのお問合せ
(公財)AFS日本協会 長野南信支部
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