9月11日(日)、8月に到着したセメスター生エリザベスの歓迎交流会を行いました。
尾三支部には、元々3名の男子年間留学生がおり、今年初めての女子の留学生となります。
男子3人も活気がありましたが、エリザベスが加わったことにより、華やかさが増しました。
歓迎交流会では、まずエリザベスが母国アメリカを紹介するプレゼンをしてくれました。 まだ来日して数週間しか経っていませんが、かたことながら日本語で話してくれました。
エリザベスの故郷ウィスコンシン州は、とても寒い地域で大きな湖も凍るほどだそうです。
初めて過ごす日本の冬の寒さは、ウィスコンシンと比べてどのように感じるのでしょうか。
また、半年後、感想を聞いてみたいと思います。
そして、3月から滞在している年間生も自分の母国の生活について発表がありました。
韓国からの留学生デホは、日本の高校の部活は毎日あるが、韓国は大学受験の勉強が大変なので週に3日ほどしかない、と韓国と日本の違いについて話していました。デホは、今バスケ部に所属しており、休日も試合などがあるそうでとても充実した高校生活を送っているそうです。
今回、帰国生のスピーチとして2011年度ウルグアイ(アルゼンチン)派遣生、村上鈴華さんが「AFSとわたし」と題して留学体験を語ってくれました。
高校生で留学する意義や留学体験がその後の生き方にどのようにプラスになったかなど、感動的な内容の発表でした。
来年度の派遣内定生や、国際交流に関心のある中・高校生の姿もあり、興味深く聞いてもらえたのではないでしょうか。
その後、きもの伝承会様のご協力で、留学生が着物の着付けを体験しました。男子は、羽織袴、女子は振袖を着ました。
初めて振袖を着たエリザベスは、帯でお腹が締め付けられるのは苦しいけれど、とっても綺麗と喜んでいました。
留学生に、着物の袖の長さの違いについて説明してあげると、「それもう知っているよ」と言われ、日本文化の知識がめきめきと付いていることを実感しました。
伝統的な日本のことだけでなく、最近話題の日本の映画についてもみんなよく知っていて、日本の高校生と何ら変わり無いな、と思うばかりです。
エリザベスにとっては、まだ始まったばかりの留学生活ですが、年間留学生にとってはついに折り返し地点に来ました。半年経つと日本語にも慣れ、いろんなところへ行ってみたいと思うことも多いかもしれませんが、旅行と留学は違います。留学が終わり帰国すると、意外にも平凡な日常生活が一番懐かしく思うことがあります。
学校の友だちと過ごす時間、ホストファミリーと過ごす時間。限られた留学生活、何気ない日常を大切にして欲しいなと思います。
今年は、尾三支部機関誌『BISANじゃけん』創刊20周年になります。
それを記念して、交流会終了後、懇親会をもちました。いろいろな行事と重なり交流会には参加できなかったスタッフも加わって、思い出話に花を咲かせました。
支部長からは「『BISANじゃけん』はどこにも負けない機関誌です。ここからまた、新たなスタートです。頑張りましょう!」とあいさつがあり、スタッフ一同決意を新たにしたひと時でした。
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(公財)AFS日本協会 尾三支部
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