5月28日(土)・29日(日)、広島支部、東広島支部、尾三支部の三支部が集まり、第8回AFS広島県3支部合同オリエンテーションが尾道市で行われました。
一日目の午前は、日本語の勉強を兼ねた自己紹介に始まり、各国の結婚や喫煙などの年齢に関するディスカッションをしました。
日本を含む留学生の出身国10ヵ国の比較をし、それぞれの違いやその背景について考えました。諸外国では高校生でも大人と同様に扱われることもありますが、日本では高校生はまだ子どもで、守られるべき対象である、ということを学びました。
午後からは、尾道東高等学校の国際教養コース1年生と交流をしました。
グループに分かれ、英語を使いながら尾道の紹介プレゼンテーションをしていただき、その後、みんなで尾道を散策しました。
雲が多く快晴ではありませんでしたが、「千光寺の展望台から望む尾道水道と瀬戸内海の島々がとても綺麗で感動した。」と留学生は嬉しそうに話してくれました。
また、景色を見るだけでなく、尾道名物のアイスなど、食を通じても尾道を楽しんでいました。
お寺などの日本の文化に興味があるから日本に来たという留学生も多く、尾道はいたるところにお寺や神社があるので、いい経験になったのではないでしょうか。
尾道東高校の皆さん、この日のためにたくさんの時間を取って準備していただき、本当にありがとうございました。
二日目は、朝から漢字組立ゲームを通じて日本語を学びました。漢字の部首とつくりについて学び、留学生が一番苦労するであろう漢字の覚え方・読み方なども学びました。
グループ対抗の漢字組立ゲームでは、日本人でも知らない「こうのとり」の漢字を書く留学生がおり、「どこでそれ習ったん?!まだ、日本に来て二ヶ月しかたってないのに!」とスタッフからは驚きの声が聞こえてきました。
ちなみに、「こうのとり」の漢字は「鸛」だそうです。留学生から学ぶことがたくさんあることを改めて感じました。
その後、「留学してよかったこと・悪かったこと、得たもの・失ったもの」をテーマにディスカッションをしました。
「母国の家族や友だちに会えなくて寂しいが、新しい友達やホストファミリーができたことは嬉しい」という意見から、モノは全ては捉えようで、同じモノでもポジティブ・ネガティブどちらにも捉えられることを学びました。
そして、今は辛いことも多いかもしれないけれど、日本にいる時間は限られているので、しっかり今を楽しんで欲しいというAFSスタッフからのメッセージを伝えました。
今回はリターニーがたくさん参加して、先輩としてのアドバイスを述べたり、会の進行や通訳などに活躍してくれました。
やはり留学生にとってリターニーというのは特別な存在です。良いモデルを示してくれたと思います。
また成長した彼らの姿が見られたことはスタッフにとっても大きな喜びでした。
初日は、みんな緊張のせいか物静かでしたが、二日目は、ワイワイお喋りしたりとてもいい雰囲気でした。
AFSの友達は、国や母国語は違えど、共感しあえる存在なのだなと実感しました。このオリエンで学んだことや考えたことを今後の生活に生かして、「帰りたくない!」と思うような留学にして欲しいと思います。
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