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1月24日(日)、前日からの寒波襲来で道路状況が悪い中、1年の留学を終えて帰国するドイツ・タイ・アメリカ生の送別会と、間もなく出発するオーストラリアとニュジーランドへの63期派遣生2名の壮行会が伊那市いなっせで開かれました。

パーティーの前の帰国前座談会では、上手になった日本語で、思いを語ってくれた3人です。


ドイツ生

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「私の好きな日本語は『米』です。ホストファミリーのお父さんは、平日は東京の会社に働きながら、休日はお米を育てています。私のためだけの田んぼも用意してくれました。
田んぼのお世話を、1年を通して一緒にお手伝いしました。そして、日本の生活の中にお米というものがとても深くあるのだ、とわかりました。私の留学の中心は『米』です。米作りもそうだけど、毎日のお母さんのおいしいご飯、お米作りを通して知る伊那の自然、人のつながり、だから私の好きな日本語は『米』です」
自分の田んぼで作ったお米は一足早く、ドイツに送ったそうです。帰国までにお母さんから、お米のお料理をいっぱい教わるそうです。


タイ生

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「一番つらくて、一番嬉しかったのはクラスマッチで捻挫してしまったときです。とても痛かったです。一緒の高校に通うホストシスターは保健委員で、保健室に連れて行ってくれて、お父さんに連絡してくれました。お父さんは仕事中なのに、すぐ、迎えに来てくれました。お母さんは小学校の養護の先生なので、毎日、包帯を巻いてくれました。痛くてつらかったけど、ホストファミリーみんながやさしくしてくれて、嬉しかったです」


アメリカ生

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私たちが思い描く積極的で人に会うのが大好き、というタイプではなく、シャイで人前ではついぞ、スピーチをしませんでしたが、一旦仲良くなれば、流暢になった日本語で語ってくれました。写真にはいつも真ん中で、笑顔でパチリ。日本に来て念願かなって空手部に所属して、部活動は休まず励みました。11月に上松中学で交流した時は、突然皆の前で空手の型を披露してくれました。終わったあとに拍手喝采を浴びたのは言うまでもありません。迷って来た仔猫の面倒をみたり、やさしい男子生でした。
「空手はアメリカでは近くでできるところがなかったから、日本に来たら絶対やろうと思っていた。日本は日本食だけでなく、世界中の美味しいものがある。山がきれいで、気候もよくて、ホストファミリーに恵まれて幸せだった」


何と言ってもホストファミリーが広い心で彼らを迎え入れてくださったのが、それぞれの感想からもわかり、それゆえ、彼らは安心して未知の世界へ歩みを進められたのでしょう。お別れ、と銘打ちましたが、きっと近い将来、再会できると信じています。長野南信に来てくれて、ありがとう!

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長野南信からの63期生はかつてないくらい多く出ました。11人です。
その先陣を切って、冬組出発の2人が挨拶をしました。語学だけでなく、彼の地での体験全てに希望をもって、準備を進めています。今年1年はいつにも増して世界のあちこちから彼らの便りが届きそうで、わくわくします。

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