留学生と暮らすためのアドバイス
●日本語でコミュニケーションをとろう!
留学生は、家庭・学校で人々と接しながら、少しずつ日本語を覚えていきます。日本語に毎日接する機会があることは、とても大切です。留学生の母語や英語ではなく、できるだけ日本語で接して生徒を励ましてください。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、お互いに理解していこうという気持ちがあれば大丈夫です。困った時にはいつでもAFSの担当者にご相談ください。
●普段の生活を、家族と同じように体験させよう!
留学生のために、特別なことをしようとがんばる必要はありません。
シャワーや洋式トイレ、ベッドなどがなくても大丈夫です。使い方や家族でのルールを説明して、留学生にも同じように使わせてください。留学生にとっては、すべてが日本の生活を体験する貴重なチャンスとなります。
食事の内容も、いつも通りが一番!ご家庭で普段食べているのと同じものを、同じようにご用意ください。最初のうちは、今まで口にしたことのない味に留学生が 戸惑うこともあるでしょう。そんなときは、留学生のお皿には少しずつ盛るなどして、徐々に日本の食生活・ご家庭の味に慣れさせてあげてください。
●気持ちをオープンに伝えよう!
習慣や考え方の違いから、時にはホストファミリーと留学生の間にすれ違いが起きることがあるかもしれません。留学生の行動が理解できない、受け入れがたいと感じる時は、その気持ちを直に留学生に伝えてみましょう。それに対する留学生の気持ちも、心を開いて聞いてあげてください。
お互いの気持ちをオープンに話すことは、異なる文化を持つ者同士が良い関係を作るためにとても重要です。
●家事の分担や家族のルールを留学生とも分かち合おう!
留学生は、ホストファミリーの家族の一員として生活します。留学生に何ができるか相談しながら、家事のお手伝いも分担してください。お客様として扱うと、留学生はなかなか家族の一員になることができません。家の中のことに積極的に関わらせ、家族としての実感を育ててあげてください。
また、留学生にも家族として一緒に暮らすためのルール(門限、夕食時間、遅くなるときの電話連絡など)を理解してもらい、他の家族と同じように守ってもらいましょう。