ELTiSは、SLEPに替わる新たな英語レベルチェックテストとして2013年にCSIET(The Council on Standards for International Educational Travel。国務省が認可した高校生交換留学プログラムの実施団体について、毎年の運営状況を評価している組織)が採用しました。
文法・語法や長文・会話の理解に加え、計算や統計などを含む一般教養問題を英語で解答するという要素が加わっているのが特徴です。
2019年までは、紙ベースでの対面による受験方式でしたが、2020年に、「ELTiS 2.0」という名称で新たにオンライン版が公開されました。AFSの年間派遣プログラムでアメリカへ留学するには、ELTiS 2.0で689点以上のスコア(800点満点)が求められます。(アメリカ国別情報)
この基準は、交換留学のプログラムの質を保つために、CSIET(交換留学団体の運営状況を評価する組織。前述あり)と交換留学団体(AFSの場合はAFS-USA)が約束していることで、受入高校を見つけるための要件になっています。
近年、私費留学生が増加する一方で学校の予算が減らされているとの報告を受けています。そのため、授業料免除で受け入れる交換留学生には、せめてできるだけしっかりと準備したうえで通学を開始してほしいという声が高まっていることが背景にあります。
ELTiS 2.0で689点以上のスコア(800点満点)を獲得することはアメリカの受入国審査の必須条件となりますので、アメリカへの応募希望者は英語力向上を目指して早めに対策に取り組んでください。
自宅等からオンラインで受験ができます。試験日や申込み方法などの詳細は、年間派遣プログラム応募ぺージからご確認ください。