4.中南米ならではのこと・お勧めポイント
-人気のあるイベントやアクティビティは何でしたか?
美奈: やっぱりサッカーですね。私がいた年は南アメリカのリーグ戦があったので試合が多くて、家族は顔にパラグアイの国旗を描いて、さらに国旗を持って応援していました。家の中なのに!(笑)。その時間はレストランも閉めて、みんなでTV観戦していました。
萌: コスタリカもサッカーはメジャーですね。日本の野球でいう巨人と阪神みたいな二大チームがあって、留学してすぐの時期から「どっちが好き?」って聞かれていました。
美奈: 私も言われました。友達ふたりに「どっちがいい?」って聞かれて、「わかんない」って答えたら、「じゃあどっちの色が好き?」って詰め寄られて(笑)。
萌: コスタリカは国としてはそんなに強くないんですが、とにかくみんな好きでしたね。
美奈: ワールドカップ予選で日本とパラグアイが戦ったのがちょうど帰国した頃で、日本のニュースでパラグアイがたくさんでてきたときは嬉しかったです。それまではパラグアイという国自体も知られていませんでしたが、やっと「私が行った国はここだよ」って言えたので。
-誕生日などはどんな風にお祝いしますか?
美奈: パラグアイは小麦粉をかけますね。誕生日ではないですが、弟のパーティーのときに頭から袋ごとドサッとかけられていて、本当に小麦粉まみれになっていました。
萌: コスタリカは卵をぶつけます。私も誕生日のときにやられました。でも卵の殻って意外と硬いのでなかなか割れなくて(笑)。最終的には体に押しつけて、ペチャって潰したりしていました。ママには早くシャワー浴びなさいと怒られましたが、髪の毛はつやつやになりました(笑)
美奈: イベントは本当に盛り上がりますし、面白いものが多いですよ。私は違う学年だったのですが、年に2~3回街でイベントをやって、そこで集まったお金でブラジルの海に修学旅行に行くっていう企画もありました。イベント自体も楽しいし、お金が貯まれば修学旅行に行けるしで、楽しい企画だなと思いました。ただ、1つ上の人たちはうまくお金が貯められなくて行けなかったみたいですけど。
萌: 結構シビアだね。
美奈: 「失敗したんだ、俺たちは」って言っていました(笑)
-では最後に、中南米のお勧めポイントを教えてください。
萌: コスタリカは本当に自然が豊かで、見たことのない動物や植物で溢れていました。通学路で毎日ひなたぼっこするイグアナがいたり、公園にナマケモノがいたり、ハチドリがバナナの花の蜜を吸いに庭にきたり…私は会えなかったのですが、『火の鳥』のモデルと言われているケツァールも有名です。 あとは私のファミリーでは犬が生まれたり、子供が生まれたりと、誕生の場に立ち会うことが多くて感動の場面がたくさんありました。
美奈: パラグアイは何もないからこそ、本当に人が温かいんです。私が住んでいた町はブラジルとの国境だったのでポルトガル語も少しわかるようになりましたし、パラグアイにいながらいろんな国のことを知ることができました。他の国に比べたら旅行者も少ないですが、だからこそ留学で行く価値があると思います。
萌: うん、ぜひ中南米を留学先の選択肢に入れてほしいですね。
-ありがとうございました。
聞き手:広報
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