2.中南米の食生活は?
-主食は何でしたか?
萌: コスタリカの主食は米と豆で、ハンバーグやサラダ、チーズなども食べます。米は一応炊飯器があって、油と塩と風味づけのパプリカを丸ごと入れて炊きます。日本のお米と違って、ぱらぱらしたお米で、おいしかったですよ。
美奈: お米は毎日?
萌: 毎日ですね。だからお米が恋しくなることはなかったです。あと日本と同じように、ときどきパスタを食べたりもします。
美奈: いいね、日本人過ごしやすそう。パラグアイの主食は肉ですね。肉のつけあわせで雑炊や野菜を食べるという感じですが、友達の家では野菜をあまり食べない家もあったようです。
本当に、日本人にとっての米が、パラグアイ人にとっての肉という感じで、豚も鳥も牛も食べるので「今日は何肉食べたい?」という聞かれ方をします。
萌: 何肉って(笑)
美奈: そこはレストランだったから特別だったのかも。でも肉を食べない日はないですね、断言できるぐらい。
-フルーツも豊富だったんじゃないですか?
萌: 私の住んでいた地域は特に、フルーツが充実していたと思います。パパイヤ、ココナッツ、グアバ、ライチ、オレンジ、レモン…。庭に成っているものもあって、料理中にホストマザーから「モエ、レモンとってきて」って言われて採りに行くこともありました。
美奈: レモンのほかには?
萌: スターフルーツとか、マンゴーとか。マンゴーはアップルマンゴーの木と、小さいマンゴーの木があったので、学校から帰ってきたら落ちているマンゴーを探しにいって、1日に2~3個食べていました。
美奈: うわ~いいね~。パラグアイもマンゴー食べますが、買って食べるのが普通です。
萌: ホストファミリーに、日本では1000円ぐらいするんだよって言ったらびっくりしていましたよ。「日本に行こうかな」って冗談で言われたり(笑)。あとびっくりしたのは、熟していないマンゴーも食べるんですよね。レモンをかけて、サラダみたいな感覚で。
-おやつはどうでしょうか。
萌: エンパナーダとか、おいしかったですね。
美奈: うんうん!とうもろこしの粉をパンみたいにして、中に肉とかチーズとかハムとかを包んで揚げてあるんです。おいしいですけど、カロリーは考えたくない(笑)。
萌: でもダイエットするってあまり聞いたことがないね。若い子はみんなスタイルがいいんですよ。
美奈: パラグアイだと「どれだけ食べても、テレレを飲めば大丈夫!」って言われていました。消化を助けてくれる成分らしいです。飲み物はほぼ炭酸だけで「何飲む?」っていうのは、「炭酸の種類何飲む?」っていう意味で使われます。普通の水もありますけど。
萌: コスタリカはフレッシュジュースとかコーラが多かったですね。
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