北極圏に位置するスウェーデンはその国土のほとんどが森林であり、また、ヨーロッパの国々の中でもっとも海に面した国です。
スウェーデン人は自然をこよなく愛し、その長く厳しい冬の後に訪れる暖かな季節を水泳、ハイキング、友人または親戚を訪問するなどして、屋外で活発に過ごします。
夏にはユニークな自然現象、「真夜中の太陽(”midnattsol”)」と呼ばれる白夜を体験できます。夏はおよそ2か月間太陽が沈みません。
スウェーデンは国家として「持続可能な社会(sustainabililty)」の実現に取り組んでいます。環境に配慮したオーガニック農業、リサイクル、再生可能エネルギーの分野に力を入れており、これらの分野において世界のリーダー的存在といえます。

高校生の多くがコンサートや映画にでかけたり、友人同士で集まったりして余暇を過ごします。
スウェーデンの主な交通手段は自転車です。
スウェーデンにはユースセンターという若者が自由に集うことができる余暇活動施設(”fritidsgård”)があり、様々なスポーツやレクリエーションが楽しめます。放課後や週末はそこで友達と会ったり、ゲームをしたりなどして過ごします。
スポーツ好きにとってはスウェーデンは最高の国です。サッカー、テニス、アイスホッケー、スキーなどが人気です。

人々の生活と地域社会

スウェーデン人の多くが田舎の町に住んでいます。都市部は近代的で人口も多いですが、一方旧市街には中世の古い街並みが残されており、石畳の小道や建物などには歴史的魅力を感じることができます。
AFS生はスウェーデン全土に配属される可能性がありますが、ほとんどの場合、地方の中小都市や田園地帯へ配属されます。
スウェーデンでは子どもと大人が互いに尊敬し合うよう小さい頃からしつけられます。
スウェーデン人は個人の自由と責任を重んじます。そのため、プログラム中のホストファミリーとの生活や学校においての責任も、この価値観によって定められます。
スウェーデンの家は大きくはないですが、とてもきれいに片付いています。
家庭内の家事は家族間で平等に分担されます。

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学校生活

学年は8月中旬に始まり、6月中旬に終わります。授業は8時から15時または16時までで、プログラムの種類によって授業のスケジュールが違います。
学校生活におけるスケジュールは生徒が何に興味を持っているか、または今まで何を取ってきたかによって決められます。
スウェーデンの学校は生徒にとって様々なカリキュラムを用意していますが、サイエンスと人文科学は何よりも優先されます。またスウェーデン語、英語、数学は必須科目です。

言語

スウェーデンの公用語はスウェーデン語です。英語は1849年より学校での必須科目となったことで90%近くの人が話すことができます。
また、スウェーデン人の多くは3か国語、4か国語を話すことができます。
AFS生はプログラム開始前にスウェーデン語を話せる必要はありませんが、基礎知識があるとよいでしょう。
AFSスウェーデンは教材やレッスンを提供しながらプログラム開始前及びプログラム期間中も言語におけるサポートをします。

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食生活

スウェーデン人の食卓にはじゃがいも、チーズ、シーフード料理、肉料理、新鮮な野菜やサラダ、オープンサンドなどが並びます。
特別な日の恒例として”Smorgasbord(豪華なブュッフェ)”があります。
ミートボール、リンゴン(コケモモ)、スモークサーモンが有名です。

スウェーデン のプログラム