【実施概要】
- 日程:2017年8月16日(水)~8月19日(土) 3泊4日
- 会場:京都市野外活動施設 花背山の家(京都市)
- 参加対象:国内在住の中学2年生~高校3年生および年齢該当者で、異文化交流に興味と意欲を持ち、集団生活に心身ともに適応できる方(国籍は問わない)
- 参加費:25,000円
今年のテーマは『ここからはじまるあなたの未来』。留学生・日本人参加者全員に、キャンプでの出会いを大切にし、未来につなげてもらうことでした。「出会い」といっても人との出会いだけでなく、新しい文化や感情、価値観、経験など、様々な出会いのあるキャンプにしたいという思いがありました。
この目標を達成するために、より多くの「出会い」を提供し、自分自身の「未来」について考えてもらえるように準備期間から本番まで、取り組みました。
今年のキャンプのキーワードである「出会い」と「未来」を意識し、4日間すべてのプログラム一つ一つに意味をもたせました。そのうえで、参加者により充実したキャンプにしてもらうために、新しく試みたことがいくつかあります。
まず、留学生が自分の国について紹介するアクティビティにおいて、昨年度は一人一人がスピーチをするという形でしたが、今年は国についてまとめた模造紙を使ってプレゼンテーションをするという形をとりました。留学生が自ら作成した模造紙にはそれぞれ個性がみられ、母国の良さが詰まっていました。
さらに、留学生の発表はブース形式で行いました。これにより留学生と日本人参加者との距離も縮まり、発表後の質疑応答の時間にはたくさんの質問が飛び交っていました。
国によって違う文化や留学生の母国でのくらしなど、インターネットの情報ではなく留学生の声だからこそ得られるものが多くありました。このアクティビティでは、日本人と留学生だけでなく、留学生同士も国境を越えた異文化に対する理解を深められたのではないかと思います。
また、「話す」ということに焦点をあてた「トーキングフェスティバル」というプログラムを新たに盛り込みました。話すことを楽しみ、その中で新たな「出会い」をしてほしいという思いから生まれました。
内容はゲームからディスカッションまで幅広く行い、留学生も一生懸命に日本語を使って取り組んでいました。このプログラムでの工夫点としては、ゲームやディスカッションで「未来」を連想させるお題を入れ、未来について考える時間をつくりました。これによりプログラムを通して感じ取ってほしいメッセージを伝えました。
さらに、4日間、一緒に活動する班で、班旗を作る時間を設けました。班の結束力を高め、班員の個性を引き出すことを目的としました。実際に、班の中であまり目立つ存在ではなかった子が、得意なデザイン力を発揮し、班員と打ち解けている様子が見られました。どの班も個性のあるその班らしい旗ができあがりました。
8月の残暑も厳しい中ではありましたが、サッポロホールディングス株式会社様からご提供いただいた飲料を飲み、室内のプログラムでも熱中症となることもなく無事に4日間のキャンプを終えることができました。
▼参加者の感想
- 3日間という短期間で大好きな人が多くできたことに驚き、出会いに感謝している
- 普段まったく違う環境ですごしているみんなと過ごし、刺激をうけた。これから将来にむかって頑張りたい
この記事のカテゴリー: 国際交流キャンプレポート
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