【実施概要】

  • 日程:2017年8月7日(月)~8月10日(木)
  • 会場:国立中央青少年交流の家『富士のさと』(静岡県御殿場市)
  • 参加対象:国内在住の中学3年生~高校3年生および年齢該当者で、異文化交流に興味と意欲を持ち、集団生活に心身ともに適応できる方
  • 参加費:30,000円

2017年のテーマは「Wish」。今までにやったことのないことなどに挑戦し、その挑戦したことを成功(叶え)させることによって、今までためらっていたことなどにも挑戦していって欲しい、このイベントが終わってからも多くのことに挑戦して自分ができることなどを増やしていって欲しいと考えました。だから挑戦の先のこと(叶えること)をテーマとし、イベントが終わってからでも続けていくことができるようなテーマとしました。

1日目は開会式、留学生による自国の紹介や、各班での時間などがありました。留学生による自国の紹介では、自国について日本人の中高生に自国のことをどのように伝えるか、聞いている日本人からの質問により日本人はどのようなことを知りたいのかなどを学びました。留学生は、何回かプレゼンの回数を重ねることによりより良いプレゼンができるようになりました。また、日本人は他国への興味が膨らみ、自由時間などに留学生に質問するなどの様子も見られました。

2日目は運動会や、Partyなどがあり、2日目とまだ馴染み切ることのできていない参加者もいる中、班ごとに協力することの多いプログラムとなっていました。あまり日本語をうまく話せない留学生や人見知りの参加者もいましたが、班で協力して運動会の競技に取り組むうちに自然と仲良くなり、団結した雰囲気となりました。Partyでは班ごとに参加者の前でダンスなどの出し物を行いました。行うか行わないかは任意ですが、今年は全班が行いました。何をやるかなども自分たちで考えることで自然と参加者同士の中は深まっていきました。また、全員が楽しそうにしている姿を見て中高生による異文化交流の素晴らしさを感じさせられました。

3日目は野外炊事、Campfire、Discussionなどの普段はあまり体験しないようなことを行いました。Discussionでは自分の大切なものや自分らしさについて話し合うことで自分自身を見つめるとともにそれぞれの持っている異なった価値観に触れました。Campfireではこの三日間で感じたことを自由に全員の前で話すという時間があり、たくさんの参加者が思いを話してくれました。将来について悩んでいたりしたが、このキャンプに参加して何をやりたいのかが決まったと言っている人などもいて改めてこのキャンプの偉大さを感じました。

4日目は班の時間、閉会式がありました。閉会式での参加者の姿は初日の開会式とは比べ物にならないくらい輝いて見えました。

この4日間様々なアクティビティを通して参加者たちはこのイベントに参加しているほぼ全員の人と関わり、多くのことを感じることで改めて自分自身と向き合う時間にもなったかと思います。短い期間にも関わらず、参加した人にこれだけの影響を与えることができたのは、様々なバックグラウンドを持つ人と深くかかわることができたからだと思います。

▼参加者の感想

・このキャンプを通して挑戦することの大切さに気がつきました。このキャンプに参加したという挑戦があったからこそ、様々なことを感じ、学んだと思います。今回感じたことを生かしてこれからも挑戦し続けていきたいです。

・普段生活している中ではこんなに多くの人と関わって3泊4日を過ごすことはなかったと思うし、短い時間の中でここまで仲良くなれることには気付けなかったと思う。自分から行動してみないとわからなかったこともたくさんあると思うのでこれからは積極的に行動していこうと思った。

・最初は人がたくさんいる中で自分から話せるか不安だったけど、自分を受け入れてくれて何でも全力でできて、とっても楽しかった。来る前はまあまあ仲良くなって終わり〜って感じだと思ってたけど全然違っていて、泣いちゃうくらい自分の中で大きなものになった。前向きな自分に変わりたくて、もっと何事も全力で頑張れる人になりたくて、全部のアクティビティを全力で楽しめた。貴重な経験ができた。

・このキャンプに参加して、世界を平和にするのは確かに大変で難しいことだけど私ならできると今は感じている。私のスピーチで感動したとか泣いた人がいるっていうことを知って、ちゃんと私を見てくれてる人はいて、強い思いがあれば実現できるって思った。人は感情がいろいろあって複雑だけど生まれた国が違っていてもみんな優しさを持っているし、不安な気持ちでも最後は強い気持ちになれていて人って素晴らしいなと思った。一歩の勇気で世界は広がるし幸せになるチャンスがあるのだからこれからも積極的に物事を取り組もうと思った。この経験を忘れたくない。

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