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アメリカから帰国して早くも一か月が経ちました。日本での日常生活を取り戻しつつある今、改めて振り返るアメリカの首都、ワシントンDCで過ごした一年は、人生の中でとても異色で充実した一年だったと思います。今までみたことのない全く新しい貴重な経験で溢れていて、まるで別の人生を送っていたと感じるほどでした。

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ワシントンモニュメント前

僕の留学生活を充実したものにさせてくれたのは、なんといってもワシントンDCという非常に魅力的な都市に身を置けたことだと思います。
DCの1番の魅力は、世界の文化・民族が集まっている多文化主義の場であるということです。DCは特別に移民の割合が多く、また大使館が集まる場所であるため世界各地から来た幅広い民族が共生しており、個々が他の民族や文化を尊重し合い認め合って生活しています。少しの差別的発言、行動もタブーでした。

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DCの桜道で

世界中で起こっている民族紛争や宗教対立のニュースをよく聞く中、多文化社会でも皆仲良く暮らしているDCの様子にとても感銘を受けました。
多民族で構成されているワシントンDCでは、頻繁に世界の国や地域の紹介のためのイベントや祭りが多く開かれます。自身がボランティアとなって参加した桜祭りでは、日本武道や和楽器、日本食といった日本の伝統文化とともに、アニメ、Jポップなどの近代の文化も紹介され、アメリカ各地からの日本好きの方々でにぎわっていました。日本の魅力を客観的に確認でき、この祭りに参加できたことはとても良い思い出となっています。

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DC桜祭り

またこの留学では沢山の国際的な友達や、ホストファミリーにも恵まれました。一度ホストチェンジを経験し、その決断をした際はそれが本当に正しい決断だったかどうか不安でしたが、ホストチェンジ後にはより充実した生活ができたので思い切った行動ができて良かったと思っています。
ホストファミリーとハロウィンにカボチャの彫刻を作ったことや、クリスマスに一緒に料理したこと、また友人とスミソニアン博物館に行ったり、ボートを漕いで遊んだりしたことなど、現地の人々との思い出は沢山あります。そのすべてがかけがえのないもので、思い出すたびにもう一度ワシントンDCを訪れたいと強く思います。

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ホストブラザー&シスター&ダブルプレースメントのタイ人と

最後に、このような貴重な経験を支えてくれたAFS、ジャパンソサイエティをはじめとする全ての方々にとても感謝しています。今後留学で培ったことを自分の将来に役立て社会に貢献していきたいです。

2014年8月 アメリカ派遣
AFS60期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学生 中野雄貴

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