このイベントは「AFS北海道」(札幌・旭川・帯広・オホーツクの4支部)がAFS日本協会事務局と提携して毎年企画しているもので、北海道地域の「AFSどさんこ奨学金」2015報告会を兼ねて開かれています。
9月27日(日)会場の札幌市教育文化会館には今年帰国した4人の派遣生(61期生)をはじめ、各支部長・関係者、外国からの受入生、一般市民らおよそ40人が集いました。「AFS北海道地域会議」に出席された佐藤貴実雄理事・事務局長も参加、ナマの体験談を聴く期待と激励の挨拶を頂きました。
“広がった視野”“学ぶ姿勢が変わった”
報告者の藤原瑞穂さん(フィンランド)、上野翔太さん(ドイツ)、山下栞奈さん(かんな・ポルトガル)、南槙太郎さん(ドイツ)らはホストファミリーや派遣国での日々を記録した映像をスクリーンに映し出し、留学の成果を自信にあふれる様子で紹介しました。
「モノゴトを多角度から見る、学ぶ意味を考える、日本を客観的に見る」ことなどの重要さを体得したこと、外国の家族の在り方や若者の政治感覚を眼と肌で触れたこと、友情や挨拶を大切にしていることへの感動など、それぞれ“私自身のかけがいのない留学”から得たことが印象的に語られ、来年の「どさんこ奨学生」の上島憲さんら留学を予定している派遣生らも「十代の高校留学」に夢をふくらませていました。
この集いには「AFS北海道」に支援を頂いている企業の(株)セイコーマートから飲料一式のご提供が、また「どさんこ奨学金」に継続して大口寄付を頂いている(株)ほくていホールディングスから「国際理解と平和のために貢献する人材になってください」と熱いメッセージが寄せられました。
第2部は保護者らを含めた参加者全員による「交流・懇談会」。膝を付きあわせた車座になって、交換留学の意義など親しく会話がはずみました。
外国生活の日々の不安や苦労、喜びや感動、現地の言葉の習得の様子、そして学校内外での友情や授業など、ストレートな質問や関心事に五感による体験談や発見が交わされ、時間を忘れる盛り上がりとなりました。
CR開発担当 北海道地域代表・横山憲治
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